日本学術会議への人事介入に抗議する合同街頭宣伝  全国・東京革新懇

 全国革新懇と東京革新懇は19日、新宿駅西口で菅首相による日本学術会議への人事介入に抗議する合同街頭宣伝をおこないました。東京の地域革新懇、賛同団体などから24人が参加、署名、チラシ配布しました。
雨のなかでしたが、「学問の自由を脅かされることは、表現や心の自由を奪う」と語る演劇関係者ら7人から署名が集まりました。代表世話人各氏がマイクを握りました。
 「学問の自由を奪う今回の行為は菅首相の強権政治の本性を明らかにした。安倍政治を最悪政治と言ってきたが、“下には下がある”ものだ」(法政大学名誉教授・五十嵐仁さん)
 「菅内閣の危険性を浮き彫りにした。国民の意見を聞かず、自助を押し付ける政治に青年の未来を託せない。野党連合で政治をかえよう」(民青同盟委員長・小山農さん)
 「コロナ再拡大のなか、PCR検査の拡充もせず、専門家の意見も聞かずGOTOキャンペーン。学術会議問題で抗議が広がると学術会議のあり方にすり変える。こんな政治を一刻も早く終わらせよう」(全労連前議長・小田川義和さん)
 「菅首相は国会を開かず、国民の意見を聞かない。コロナ禍で公助こそ大事というのが世界の常識。自助の社会をつくったのは、ヒトラーだ」(立正大学名誉教授・金子勝さん)
 「この事件を聞き、1933年の滝川事件を思い出した。学問の道の真ん中で業績をあげてこられた加藤陽子先生や保守主義の人である宇野重規先生が任命拒否されている。理由が明らかにされていない。それが独裁政治のテクニックです。こんな横暴なことはやめさせましょう」(翻訳家・池田香代子さん)

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