住吉革新懇は11月10日、大阪平和委員会の亀井明子事局長を招き、「戦争準備ではなく、平和の準備を！」をテーマに学習会を開催。22人が参加しました。
　亀井さんは、まず、戦後・被爆80年、日本被団協がノーベル平和賞を受賞し、「核兵器禁止条約」参加国が99カ国となり国連加盟国の過半数を突破していると強調。「『生きているうちに核兵器廃絶』という被爆者の悲願実現を」と訴えました。さらに、政府は核兵器禁止条約に背を向けてアメリカ・トランプ政権に追随し、「日米軍事同盟」絶対、「軍事費5年間で43兆円」の前倒し、空前の大軍拡へ突き進む危険性を厳しく告発しました。沖縄・九州をはじめ全国の自衛隊基地を強化（近畿では京都・祝園弾薬庫、舞鶴基地にトマホーク）。こんな史上空前の大軍拡が強行されれば、国民の暮らし・福祉・教育・社会保障が押しつぶされてしまう。「戦争の準備」ではなくいまこそ「平和の準備」を、「憲法を生かした外交で、平和な日本とアジアを」と訴えました。自民・維新の連立政権が「国会議員定数削減」で少数野党を締め出し、暮らし・医療・社会保障予算の大幅削減、大軍拡、憲法改悪強行を狙っていることを告発し、9条改憲を許さない国民世論と運動を発展させようと訴えました。

　11月19日には定例の宣伝行動。「医療の危機から病院を守りましょう」「医療4兆円削減、大軍拡・改憲に道をひらく国会議員定数削減を許すな」などと訴えました。「いま、大学病院や公立病院が大赤字で、医療が危機。みんなが安心して病院にかかれるよう、国に財政支援を求めましょう」「自民・維新・公明の『医療費4兆円削減』合意は許せません。直ちに破棄するべきです」などと話しかけながらビラを配りました。医療・介護問題は市民みんなが不安で、関心が高く、1時間で200人のひとがビラを受け取ってくれ、対話が弾みました。陽がさすと寒さが和らぎ、心地よい宣伝行動でした。