栃木革新懇は8月24日、とちぎ福祉プラザで2024年総会と講演会を開催しました。
天谷静雄代表は挨拶で、「大軍拡・原発回帰・裏金問題等の悪政に対し、自民党全体が責任を取るべき。自民党の看板の書き換えは許さない。マイナカードによる保険証廃止を許すまい。
自民党総裁選に多くの議員が立候補しているが誰が総裁になっても自民党は変わらない。総選挙と来年の参院選で政権交代を実現させよう」と熱く呼びかけました。2024年度の計画については、基調として「さよなら自民党政治、市民と野党共闘の再構築をかかげ、栃木革新懇の飛躍に挑戦する」として、3つの柱を掲げました。
①目標を正面に据え、平和と暮らしを守る運動を県民ネットに結集して推進する。➁希望の持てる栃木づくりを目指し、③3分野の運動に邁進し、他団体との協力・連携を大切に進める。地域革新懇・青年革新懇づくりを進め、革新懇運動を盛り上げる。議案は承認され、この日2人の方が「3つの柱に共感した」「革新懇を応援したい」と入会されました。
総会後、講演会を開き、「金権政治を考える」をテーマに「しんぶん赤旗」日曜版副編集長の田中倫夫さんがお話しました。
(講演の要旨)自民党の過去の不祥事、ロッキード事件やリクルートなどは企業や一つの業界から特定の政治家などに賄賂が渡された贈収賄事件だが、今回は政治資金パ―ティ名の違法な企業・団体献金を長期にわたり組織的に集め、収支報告書を偽造し裏金化した自民党の組織的犯罪です。赤旗が膨大な時間と労力をかけてまで追及し続けてこられたのは、政治資金パーティが企業・団体献金の抜け穴になっているのではないか、企業団体献金が今の政治をゆがめる仕掛けになっているのではという問題意識を持ち続けてきたからです。それが他のメディアとの違い。政治資金報告書という誰でも見られるものを丁寧に突き合わせてきた結果です。政治資金報告書の不記載は「実質的な違法性のない形式犯」だという見方があるが、これは国民の知る権利の侵害であり、国民が被害にあっていることになる。キックバックで裏金を作り国民無視の様々な悪政を進めるなどとんでもないことだ。これからも取材をすすめ、皆さんのご期待に添いたいと思います。
(「栃木革新懇faxニュース」71号より)