戦争展に300人超が来場「真実語り継ぐことが大事」 東京・文京革新懇などが開催

 文京革新懇など9団体が協賛した「第6回平和を願う文京戦争展」が、8月28日から30日に文京シビックセンターで開催されました。主催は実行委員会です。

 超大型台風の居座りが報道されるなか、猛暑と豪雨にもかかわらず、300人以上が足を運びました。約3分の1の方は役所などに用事で来たり、通りがかりで来た方で、「見てよかった」「戦争の真実を知ることができた」「加害の歴史の展示は大事。被害だけでなく加害についても語り継ぐことが大切」などの感想が寄せられ、やってよかったと実感しました。

 開催が夏休みの終わりだったこともあり、中学高校生が少なかったことは残念です。やはり見学者の半数以上は高齢者でした。見た人の多くが、文京区真砂生まれの村瀬守保さんの写真で戦争の実態を実感し「戦争を繰り返してはならない」との思いを強くしたことがアンケートからも伺えます。

 今年は特別企画として「ガザで起きていること」の展示を行いました。ガザの子どもたちの絵に心を痛め、多くの子どもが犠牲になっていることなどに停戦を求める声が寄せられました。多額のガザ救援カンパが寄せられ、全額NPO法人に届け、喜ばれています。

 岸田内閣によって大軍拡・改憲の動きが強まるもと、戦争の被害を含め加害の歴史を若い人達に受け継ぎ、再び戦争を繰り返さないために戦争展を引き継いでいくことの大変さを感じています。(文京革新懇 小竹紘子)

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