東京都文京区で、「第7回平和のための文京戦争展」が8月10日から12日の3日間開催されました。戦後80年特別企画の“沖縄戦と沖縄のいま”を伝える日中戦争従軍の村瀬守保写真展とともに実施され、「東京新聞」で報道されたこともあり、連日会場は途切れることなく鑑賞する人で賑わい、のべ千人の参加になりました。2日目の布施祐仁氏の講演「日本の軍拡と沖縄のいま」では、入場を断わらざるを得なくなりました。
通りがかりや会場施設の文京シビックに来たついでに寄った人、東京新聞を見てきた人が多く、マスコミの威力を改めて感じました。
毎年展示している村瀬守保氏の中国従軍写真は、「日本軍の加害の歴史を初めて知った」「戦争は罪のない市民や子どもまでも殺されることに衝撃を受けた」とする感想が寄せられています。
また特別企画では、沖縄戦の写真を初めて見た人、沖縄の基地の実態や米兵による事件事故の多さと日米地位協定のひどさ、県民のたたかいの報道などに新鮮な気持ちで真剣に見ている姿が印象的でした。「沖縄の現状やたたかいが本土ではまともに報道されていない」などの怒りの声も寄せられました。これらのことを戦争を知らない世代などに伝えること、軍拡の実態を知らせることの重要性を改めて痛感しました。(文京革新懇 小竹紘子)
東京・文京区で「第7回 平和のための文京戦争展」のべ1000人参加
カテゴリー:イベント
地域:東京