河南地域の革新懇ネットワークが3月11日、「あれから10年 原発ゼロいっせい行動」を実施しました。富田林革新懇は、すばるホール前の外環沿いでスタンディング宣伝を行い31人が参加しました。
政府は「復興は着実に進んでいる」といいますが、未だ避難されている人が4万人超、行方不明が2225人。10年たっても我が家に帰れないのが現実です。汚染水やガレキなどの処分もままならず、廃炉作業も遅々としてすすんでいません。
マイクを握られた女性は、福島に嫁いだ娘について、「あの日、娘と孫の安否確認のために60数回も電話した。幸い無事だったが避難所生活を強いられた。あんな体験は誰にも二度と味わわせたくない。原発ゼロまで超えをあげたい」と語りました。
元衆議院議員の吉井英勝さんもマイクを握り、「あの原発事故は東電と政府による人災でああるが、電力会社と政府はなんら反省もなく再稼働を進めている。それは国民の電気料金と税金を使っているから。原発も火力発電もだめ。安心安全の自然再生可能エネルギーによる発電に切り替えることが求められている。野党連合政権を実現させ原発ゼロの日本をめざそう」と訴えました。
参加者は原発ゼロの会が作成した新しい幟や横断幕や、手作りのプラスターなどを掲げドライバーや確定申告場のすばるホールに来られた人たちに手を振りました。何人かの人から「頑張って!」と返してくれました。
廃炉まで40年もかかるとか・・・政府は10年を区切りとして、賠償や支援を打ち切ろうとしていますが、私たちは10年を新しい前進の区切りとして、原発ゼロめざすとりりくみをさらに大きく広げましょう。