再び戦争を繰り返させないつどいに約100人 宮城革新懇

 40回を迎えた「8・15ふたたび戦争を繰り返させない集い」は36℃の猛暑の中で開催され、98人が参加しました。

 佐藤郁子常任世話人(県母連会長)が司会を務め、富樫昌良常任世話人が「国民の85%が戦後生まれ。戦争を知らない世代にアジア・太平洋戦争の実相をどう伝えていくか。唯一の戦争被爆国のアベ政権が核兵器禁止条約に反対している姿をどうやって変えさせるかが大きな課題だ」とあいさつ。

 その後、遠藤いく子常任世話人(前共産党県議)が、「『不戦の誓い』たくさんの足音とともに」と題して記念講演を行いました。遠藤氏は「敗戦の3年後生まれだが、両親から東京大空襲などの戦争体験を聞きながら平和への思いを強くしてきた」ことや、「戦前戦中の過酷な弾圧にもめげず、命がけで戦争に反対してたたかい続けた人たちがいたこを知り、自分もそういう生き方をしたいと思うようになった」と語りました。

 「戦前戦中のそういうたたかいがあったからこそ日本国憲法の理念として生かされたし、戦争を体験してきた多くの人びとの平和を願う思いが改憲を許さない大きな力になってきたのだと思う」「そして、今の時代で考えるなら、税金は軍事費に注ぎ込むのではなく、コロナウイルスから国民のいのちや生業を守るためにこそお金を使うべきだ」とアベ政治を批判し、「平和を守ることと、いのちや暮らしを守ることは全く同じなんだということに自信を持ってがんばりませんか」と結びました。

 講演終了後、早坂美恵子氏(新日本婦人の会)が集会アピールを提案し、猛暑で参加者は少なかったものの、約40人で一番町商店街から青葉通り仙都会館前までシュプレヒコールなしの行進をしました。(宮城革新懇ニュース第134号から)

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