加印革新懇は5月24日、第17 回総会を開きました。記念講演は、田野大輔甲南大学教授を招いた「ファシズムから考えるデマ、陰謀論の危険性-兵庫県知事選挙を振り返って-」。明石革新懇と共催して57 人が参加しました。
ドイツのヒトラーのファシズム研究に詳しい田野さん。ヒトラーは、子どもをかわいがる写真を宣伝に活用して「良いこともした」という演出に長けていたこと、ポピュリズムは人びとが求める素地があることなどを話し、兵庫県知事選についても既成のメディアを信用しない人びとがSNS に求めた結果と詳論しました。
総会では、革新懇の「3つの共同目標」を正面に、軍備増強・財界中心政治を正し、安保条約から自立した日本をめざすこと、加印地域の問題にも取り組み、一致点での「市民と野党の共闘」をめざして活動する方針を採択し新役員を選出しました。