いま東京都は、巨大ビル開発と連動して日比谷公園の多数の樹木を伐採し、歴史と文化を破壊する「日比谷公園再整備計画」を進行しています。千代田革新懇は12月2日、「誰のための日比谷公園再整備計画か?」のつどいを日比谷図書館コンベンションセンターで開催しました。
元日比谷公園管理所長の高橋裕一さんが「貴重な都心のオアシス『日比谷公園』の『綠』・『歴史』・『文化』が失われていく-東京都による『日比谷公園再整備計画』」と題して講演。「日比谷公園の再整備は、公園の緑、歴史、文化を著しく破壊する。都民からは大改造の声は出ていない。改修は小修理にとどめるべきだ。歴史を尊重し、国の『名勝』として保存を優先するべき」と訴えました。原純子共産党都議が都の「都立日比谷公園再整備計画」について報告。計画は、「公園を特定大企業の前庭にし儲けの種地化するもの。公園の公共性を民間に差し出す行為だ。『日比谷公園の歴史と文化をこよなく愛する会』が呼びかけているネット署名に協力を」と呼びかけました。集会に先立ち、高橋さんの案内で、日比谷公園再整備計画にかかわる場所を見てまわりました。神宮外苑再開発と同じく、小池都知事が進める大規模開発の一環であり、都民の共通の財産である日比谷公園の歴史と文化、綠を守る取り組みが求められます。
東京のど真ん中で革新懇が活動再開
つどいでは、千代田革新懇の活動再開について、呼びかけ人代表の木村正明さん(共産党前区議)が、「革新懇は共闘の要、国民が主人公の新しい政治をめざす架け橋の役割を持っている。千代田区は再開発で住民が追い出されている。求められるのは住民が主人公のまちづくりだ。今のひどい自民党政治を変えるために革新懇が強く求められている」と、革新懇再建について報告しました。ついで、「平和と革新をめざす千代田懇話会の申し合わせ」(案)と「千代田革新懇の呼びかけ人、事務局」(案)が提案され、拍手で確認されました。東京のど真ん中の革新懇として活動が期待されています。