「個人の尊厳とジェンダー平等を前に進める政治を」  青森県革新懇

 青森県革新懇は4月24日、2021年度総会と「個人の尊厳とジェンダー平等を前に進める政治を」をテーマに学習会を開催しました。

 講演した日本共産党の安藤晴美県議は、ジェンダーギャップ指数120位の日本は、世界と比べて特に政治分野が遅れていると指摘。自身の経験からジェンダー平等問題を語りました。

 安藤氏は「初めて市議会議員に立候補を決意する時、人格を尊重しようと夫婦で話し合った。女らしさや妻らしさを求められていたら選挙には出なかったかも」と振り返りました。

 夫が病気で倒れ、介護が必要になった時は、使えるサービスを全て利用し議員活動を続け、「家にいてほしい」という夫に、後ろ髪を引かれる思いで出かけたこともありました。

 安藤氏は「女性が社会的に自立し活動するには、サポートする社会体制がないと実現できない」と訴えました。共産党の提言を紹介し、「野党連合政権でジェンダー平等社会の実現を」と呼びかけました。

 参加した男性からは、「自分の職場では女性が役員になったことはない」「墓の建立者に妻の名前がなかった」と、自分の周りからジェンダー平等を見直す意見が出されました。

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