コロナを超える野党連合政権実現を  千葉・柏革新懇

 柏革新懇第21回総会が9月19日、アミュゼ柏クリスタルホールで開かれ120人が参加しました。
 当日は県革新懇の総会や柏の19日行動ともブッキングし、しかもまだコロナの状況が改善されない中ではありましたが、安倍首相が退陣し、いよいよ野党共闘による連合政権が現実の課題として立ち現れてくる中での総会となりました。
 1年間の総括や今後の方針が提起された後、新山晴美氏(社保協)、吉田征男氏(柏民商)、鈴木正彦氏(柏西口駅前開発の情報公開を求める会)、加藤英雄(日本共産党千葉県会議員)、平野光一氏(日本共産党柏市議会議員)からそれぞれの活動分野の報告がされました。
 そののち日本共産党田村智子副委員長・参議院議員による記念講演が講演が行われました。田村さんの野党共闘と連合政権をめぐる現状を、国会活動も踏まえ歯切れよく、わかりやすい講演に、参加者の多くが終始うなづきながら聞き入っていました。田村さんは、アメリカ大使館国の公電をスクープした赤旗日曜版を示しながら、「編集部が入手した在日米大使館の秘密公電。2015年9月9日付は、集団的自衛権行使容認を「日本の軍隊は特定の条件のもとで同盟国への攻撃に対処することが認められる。この法制は同盟国=米国の戦争に参加させるためだと明確に位置づけている」と指摘しました。その上で「この安保法制廃止させるためにはどうしても、革新懇の力が必要だ」と語りました。さらに、自衛隊が実際に行動する前に、「廃止の力を」大きくすることが求められているし、「革新懇」の力が大きくなることで、その方向を確実なものにする、と強調しました。

参加者からは「情勢と革新懇の役割がよくわかりました。」「野党が一致して首班指名を枝野氏に投票したいきさつが、よく理解できた」という感想が印象的でした。とりわけ、立憲民主党の枝野氏が新自由主義と訣別し共産党との共闘関係が5年から10年くらいは政策的な一致が多いとの言動に、かつてない可能性を感じる総会となりました。
当日は柏の19日行動もありましたが、多くの参加者が行動のあと駅前から駆けつけてくれ、今後の方向と勢いが感じられる総会となりました。  [柏革新懇事務局長・前田 英行]・・・千葉革新懇通信NO185から

一覧へ

カテゴリー

都道府県