8月に結成された飛騨地域革新懇は9月26日、コロナ対策を問うシンポジウムを開催しました。
小野木三郎代表が「国民が主人公の政治を実現しよう」とあいさつ。地元の医師、介護関係者、議員など4人が「いま、問うコロナ対策」と題して発言しました。
医師の川尻宏昭氏(市民保健部参事)が急用で欠席したため、共産党の上嶋希代子市議が発言を代読しました。川尻氏は医師として知り得た情報、知識を市民に伝え、「正しく恐れる」を基本に感染予防対策を市民と一緒にとってきたことが高山市での感染者ゼロにつながっていると指摘。「感染で差別と偏見をなくさなければならない」と述べました。
介護相談所ケア高山社長の藤江久子氏は、介護現場の必死の声も紹介し、行政などに振り回されてきたっことをあげ、「感染者ゼロは現場の努力の賜物。補助金などもっと素早い対処が必要だ」と語りました。
秋・冬に向けた対策について須田病院精神科医師の益田大輔氏は、国連で採択されたSDGs(持続可能な開発目標)の理念である「だれ一人取り残さない」「みんなで課題を解決する」ことをあげ、「このスタンスこそ重要」と述べました。
立憲民主党衆院議員の今井雅人氏は急ぐ必要があるのはPCR検査体制の充実と経済(生活)活動の支援だと指摘。「検査体制をもっと広げることが重要だ」と語りました。