次の総選挙は「新しい価値観が問われる選挙になる」  千葉県革新懇

 千葉県革新懇(革新と正義のための千葉県の会)は9月19日、県自治体福祉センターで第41回総会を開きました。総会は、コロナ禍のもと、参加者を制限しZ00M参加を併用して行われました。
 三輪定宣代表世話人(千葉大名誉教授)の主催者挨拶の後、明治学院大学国際平和研究所の木下ちがやさんが「総選挙での市民と野党の共闘の勝利の展望と課題」と題して記念講演をおこないました。木下さんは、「なぜ、菅総理なのか」と、菅総理誕生の内幕を暴露し、総裁選が、自民党の究極の劣化を示したと指摘。菅政権は、二階幹事長の支配に乗った政権であり、その特徴は、小泉政権に共通する「新自由主義」政権だと喝破しました。そして、次の総選挙について、「新しい価値観が問われる選挙になる」と指摘した木下さん。そこには、検察庁法改正を廃案へと追い込んだ国民的体験=「たたかえば覆せる」という確信の積み重ねと「あきらめ」が消えたこと、新自由主義的論調(利潤ためには一切の規制を破壊し、国民には自己責任を押し付ける)が姿を消し、支えあう政治のための「大きな政府」への要求があると指摘。「反安倍」から脱却して、まっとうな理念を共有した「野党共闘」=主体形成をする時間に入ったと強調しました。
 発言はZ00Mの2人と会場参加者49人からの8人の計10人が、辺野古新基地建設反対のたたかいをはじめ、コロナ禍の問題での住民運動の前進や医療の現場での切実な実態の告発、木更津へのオスプレイ配備反対のたたかい、来春の知事選を巡る情勢と課題、などで発言しました。
 日本共産党からは小倉県委員長が発言し、立憲民主党の生方前県連代表、奥野衆議院議員、市民ネットワーク千葉県の吉沢さん、新社会党のメッセージが紹介されました。
 最後に、議案、予算・決算、新役員体制の提案が承認されて、総会は無事終了。新しいたたかいへのスタートが切られました。

(千葉県革新懇通信NO.184から)

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