新型コロナ時代をかしこく生きる学習会  さいたま・浦和区革新懇

 7月4日(土)市民会館うらわで、「コロナ時代を生きる」学習会を開きました。 お話は、現在埼玉農民連会長で、県内各地で新型コロナの講演を行っておられ る立石昌義さんにお願いしました。 

<新型コロナはどこから来たか?> 

 2019年12月に中国・湖北省から発生したとみられる新型コロナウイル ス感染症は、同時期にフランスやイタリアでも発生していたと報告され、同時 多発的な発生が疑われていますが、発生源は未だ不明です。 

<日本の感染者・死者が少ないのは?> 

我が国におけるコロナ感染者と死者数が諸外国よりも少ない理由には、日本 人の生活習慣、勤勉さ、遺伝的体質、公衆衛生面の充実、BCG 接種など様々な 要因があげられています。ぜい弱化したとはいえ、明治期の結核対策から始ま った感染症対策体制がかろうじて機能したともいわれています。 

<PCR 検査がなぜ進まないのか?> 

新型コロナウイルスの感染の検査にはウイルスの存在を高感度で検出する PCR 検査が必須です。日本では諸外国にくらべて PCR 検査数が極端に少ない ことが指摘されていますが、その原因は決定的な予算不足と司令塔の欠如で、 政策の失敗ともいえます。 

<新型コロナのキメ手のワクチンや治療薬の開発は?> 

現在国内で開発が進められているワクチンは、これまで人体に適用された経 験がない全く新しいタイプなので、有効性と安全性には十分に慎重を期すこと が求められます。併せて、既存薬の臨床試験が進行中です。 

<今後に備えて> 

新型コロナ対策には、一日も早い有効で安全な自前のワクチンと治療薬の実 用化が急がれます。同時に、新たな未知の病原性ウイルスが人間社会に入り込 むのを避けるために自然破壊・環境破壊を防ぎ、新しい社会を目指す絶好の機 会でもあります。 

お話を受けて、不安と疑問を抱えた参加者から沢山の質問や意見が出され、 学習内容を深めました。 (浦和区革新懇世話人代表・丹生淳郷) 

埼玉革新懇HPから

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