革新の会しがは25日、日本共産党の緒方靖夫副委員長・国際委員会責任者を講師に迎え時局講演会を大津市で開きました。約60人が参加しました。
緒方氏は「朝鮮半島の非核化と平和体制構築をめぐる情勢と日本国民の課題」と題して講演。今年2月の第2回米朝首脳会談が合意に至らなかったことに関し「北朝鮮が完全な非核化とは何かということを示していない。目標が米朝間で一致していないわけですから、段階的にやろうと言ってもなかなかうまくいかない。目標を明らかにすることが大事だ」と指摘しました。
また、北朝鮮が核兵器を自発的に廃棄し終えるまで制裁を続けることは非現実的だとする米国内の意見や金正恩朝鮮労働党委員長の「各自の利害に合致した建設的な解決法を見いださなければ」とする施政演説を紹介。双方が合意に近づいていくことが期待できると述べました。
緒方氏は日本共産党が朝鮮半島の平和体制構築のために活動し、関係国から「朝鮮半島の平和のことについて、いつも真剣に訴えてくれて本当に感謝したい」と言われていることを紹介。今後も活動を進めていきたいと表明しました。