成田革新懇は6月24日、岩井孝さん(元日本原子力研究開発機構研究員、現在:日本科学者会議原子力問題研究委員会委員長)を講師に「東海原発を考えるつどい」を開催し、成田市民と近隣市町から参加もあり120人が熱心に講演に聞き入りました。
岩井さんは「福島原発事故の実態と東海第2原発再稼働の危険性」と題して、福島原発事故はどのような事故であったのか図解で説明。参加者は、事故を起こした福島原発1号機の3倍の大きさの東海第2原発で事故が起きれば、福島以上の被害が及ぶ可能性があり、成田市は東海原発から約80キロに位置し、風向きなどによって直接の被害が及ぶ可能性があることを理解し、11月に稼働40年になる東海第2原発の「再稼働反対と廃炉を求める意見書の提出させる運動」が火急だと再認識した講演会になりました。
なお、すでに10区関係地域では、3月24日の銚子革新懇主催を皮切りに、匝瑳市、旭市、多古町などで、岩井さんを講師に学習会と再稼働反対の運動に取り組んでいます。
「専門家の目で的確に、わかりやすく話され、東海第2原発再稼動の危険性がわかった」「再稼働による危険は人ごとではない」などの感想が寄せられた銚子では、6月市議会に「東海第2原発再稼動反対」の請願を行なうことを決め、市内4か所で10数人から30数人参加の学習会を開きつつ、6月市議会への「再稼働反対と廃炉を求める意見書の提出」の署名運動にも取り組み、600人を超える署名を集め提出しました。旭市、匝瑳市、香取市、多古町でも取り組まれています。(千葉県革新懇通信NO163より)