西武革新懇(職場革新懇)は12月11日、西武鉄道の池袋線6駅―武蔵藤沢・稲荷山公園・仏子・元加治・東飯能・高麗の各駅―駅員無人化計画を問うシンポジウムを入間市内で開きました。「西武池袋線・駅員さんの居る街を考える友の会」(仮称)との共催で取り組みました。
「考えてみよう、駅無人化のこと」と題したシンポジウムには、用意した椅子が足らなくなるほどの54人が参加。「駅員さんにいてほしい。無人化は困る」という声が次つぎとあがりました。3人のパネラー(考える会の木村邦三氏、入間市議会議員の佐藤ただし氏、西武革新懇の青木静子氏)がそれぞれの立場から無人化への問題意識を語りました。初開催となったこの集会で無人化反対の署名を1万筆集めようと行動が提起され、会の総意として確認されました。国交大臣宛に請願しようと原稿を作成してきた参加者の提案などもあり、「無人化は今後もほかの駅に波及するかも知れない。黙っていてはいけない。署名、宣伝など行動を強めよう」との思いが会場にみなぎりました。
参加者から「このような会を開いていただいてありがたい」、「西武鉄道に勤務されていた方がたの話が聞けるということもあり、参加してよかった。西武鉄道はまさに私たちの足。安全に利用できるために駅員さんが常にいるのは最低の条件です。私たちの生活をよくするために、私たち自身が声を出し、行動する、このことを認識することも大切なことだと思いました」などの感想が寄せられました。