8月23日、吹田革新懇も共催団体に加わる「すいた時事・自治セミナー」が開催されました。このセミナーは、「吹田市の自治の現状やあり方について、吹田ゆかりの講師による講演を聞き、グローバルに、ローカルに、様ざまな角度からみんなで学びあい、語り合う」ことを目的に今年6月から開始されたものです。
前回は、「政権交代待望世論のなかの国民運動」をテーマに吹田自治都市研究所所長の二宮厚美さん(神戸大学名誉教授)、「地方自治法改正問題」をテーマに弁護士の中西基さん(北大阪総合法律事務所)の2テーマで開催されました。
今回から、吹田革新懇も主催者として参加しました。
今回最初のテーマ、「介護崩壊をくい止めるために国がしなければならないこと」(正森克也さん・社会福祉法人こばと会理事長)では、介護保険創設当初からの自己負担割合の上昇と報酬制度も改悪による小規模の事業所つぶしの実態が報告されました。
次のテーマ、「万博・カジノは中止しかない」(石川たえさん・大阪府議会議員)では、会場建設費の上振れやパビリオン参加国が続々と撤退、いつ起こるかわからないガス爆発など問題点が次々と明らかになっている実態の報告と、「行ってみたい」と答える府民が減少し、「絶対行かない」とする人が31%だと指摘。それでも突き進む必要があるのか、運動を広げて中止しかないと呼びかけられました。
今後も、1~2か月に1回のペースでセミナーを開催するとともに、吹田革新懇の独自の宣伝や取組の再開をめざし、体制・財政の強化を図る予定です。