福井・南越革新懇は18日、県内の経済団体が越前市にカジノを含む統合型リゾート(IR)の誘致を提言したことを受け、越前市に反対するよう申し入れました。広田精利代表世話人ら8人が市役所を訪れ、かとう吉則日本共産党市議が同席しました。
カジノ実施法案を推進する安倍内閣の方針に呼応し、福井経済同友会が3月、2023年開業する北陸新幹線南越駅(仮称)の周辺へのIR誘致を提言。市民からは反対の声が上がっています。
広田氏らは「カジノは民間賭博であり、断じて許せない」と訴えました。
応対した大蔵稔雄企画部長らは誘致について「市としては全く考えていない」と答えました。駅周辺整備については「予算は最小限に抑え、駅舎建設とアクセス道路の設置を考えている」「パチンコ店などギャンブル性の高い店がこれ以上増えないよう用途制限の大きな網をかけたい」と答えました。