2015年の安倍政権による安保法制(戦争法)強行の年、旭市でもこれに反対する行動を起こしました。その際、戦争法のみならず憲法を守る運動、地元の農業や人口減問題など、多様な課題について市民レベルで語り合い行動する組織が必要だとの認識が一部ではありながら拡がりました。隣接する香取市で、県立病院廃止の動きを香取革新懇が中心になって2万余の署名を集め、廃止阻止「病院拡充」の方向に向けさせたという結果も刺激になりました。このような中で、旭にも革新懇を立ち上げようと有志で話し合い準備を進めてきました。
それから3年余を経て、2018年12月1日、旭革新懇談会(略称:旭革新懇)が発足しました。当日は15時から海上公民館で参加者16人で発会総会を開催。参加者の過半数は無党派のみなさんで、他には元社会党系の方々も参加されました。総会は今年84歳を迎えられた元市議会議員(無所属)の方による歯切れの良い開会あいさつで始まり、県革新懇代表世話人の小林洋二さんからは、「革新懇そもそも論」から最近の安倍暴走政権の動きなど縦横に語っていただきました。続いて第7条からなる簡潔な会則案が提起され、当面は会を代表する6人の世話人で役員を構成、その中で事務局と会計担当を担うことが確認されました。また、会の活動資金は当面、寄付金等でまかなうことも了承され、全体として「背丈に合った活動」から進めて行く方向となりました。具体的行動としては、3000万人署名、消費税増税阻止署名、東海第2原発再稼働問題、小学校統廃合や公民館廃止問題、農業と種子法、産廃・再生土問題、少子化・人口減など、やれるところから取り組もうと確認。最後に、千葉10区市民連合から最近の取り組みが報告され、会場でのカンパ要請には18400円が寄せられました。