汚染水海洋放出ありきに怒りの抗議行動!  福島県革新懇

 東京電力福島第一原発事故にかかるトリチウムを含む汚染水を、海洋に放出しると菅首相が4月7日に、全漁連、福島県漁連に示したことが大問題となりました。早速、日本共産党福島県委員会や同県議団、ふくしま復興共同センターが、9日に、①敷地内に保管されている汚染水の海洋放出決定を行わないこと②地上保管を継続することを緊急に、内堀福島県知事、生沼福島復興局長に申し入れを行いました。

 12日には、福島県革新懇も参加するふくしま復興共同センターが呼びかけて、昼の時間帯に福島駅前で、「トリチウム汚染水の海洋放出決定を強行するな!」「「菅首相は福島県民の声を聞け!」と書かれた横断幕や、「汚染水を海に流すな!」などのポスター等を掲げた参加者がずらりと並んで、通行人や商店街の皆さんに呼びかけました。

「福島県議会をはじめ7割を超える43市町村議会で反対や慎重対応を求める意見書が可決され、漁業者だけでなく多くの県民が反対の声を上げている!」「海に流すことが実害であり、風評被害の払拭は流さないことである!」「処理水と言っている汚染水にはトリチウム以外の核種が含まれているし、環境や生態系への影響も未知数である!」「国民の声を聞かない政権はいらない!」などリレートークで批判の声をあげました。

 13日は、政府が海洋放出を早朝に関係閣僚会議を開催し決定したことに抗議する行動を行いました。当日梶山経産大臣が福島県庁に来て説明するということで、午前中から各団体が申し入れなどを行い、昼には抗議集会を「これ以上海を汚すな市民会議」「ふくしま復興共同センター」「DAPPE(平和と平等を守る民主主義アクション)」などの多くの団体や市民が大勢集まり行いました。「内堀知事は明確な反対意思を表明せよ!」「知事は福島県民の声を聞け!」「内堀知事はどこの県の知事だ!」「県民の生業を守れ!」「海洋放出は絶対許せないぞ!」など抗議のシュピレヒコールが鳴り響きました。ついに梶山経産大臣は正面玄関から入れず裏口から入ったようである。

今後も息の長い反対運動を行わなければなりません。

                        事務局次長 岩渕好位

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