子育て、猛暑対策、巨大データセンター、交通―市民の声聞いて 東京・日野市で市役所前行動

 日野市議会開会日の9月1日、幅広い市民による「開会日行動」が市役所前でおこなわれ、21人が参加しました。

 参加者は、「教育・子育て全力応援、地域経済・暮らしを元気に!」「違法なごみ搬入路をなくして、広くて緑の多い公演の実現を」の横断幕、「巨大データセンターの建設を強行するな」ののぼり旗を掲げて、4人がハンドマイクで市長、市議会議員、市の職員に訴えました。
 

 小中学校の給食費無償化を求めて子育てを応援する運動にとりくんできた、新日本婦人の会の尾辻節子さんは、来年度予算編成に向けて「毎日学習する教材、制服、修学旅行費など保護者負担をゼロにしてほしい」と訴えました。また、「小中学校の雨漏りを無くして安心して学べる学校にするための予算を早くつけてほしい」と求めました。
 日野市生活と健康を守る会の市原聡子さんは、猛暑と物価高が続き、「もう節約できるところがない」と悲鳴が届いていることを紹介。「クーラーを安心して使えるための電気代の補助、クーラー購入の助成制度を日野市として実施を」と求めました。
 巨大データーセンターから住民の暮らしと環境を守る市民の会 の堤崎栄造さんは、三井不動産がいまだに電力使用量、CO2排出量、排熱量などのデータも対策も示していないことを告発。今後、調整会の報告書を受けて市長が事業者への指導書を出すにあたり、市民の意見をしっかりと受け止めてほしいと求めました。
 公共交通の充実を求めるネットワーク日野の磯崎四郎さんは、路線バスとミニバスの減便が予定されていることを報告し、バス便の後退をくい止め、公共交通を充実させることは待ったなしの課題と述べ、2人の都議会議員と懇談し、東京都に財政支援と運転手確保の対策を求めてきたことを報告しました。

(「東京革新懇mailfaxニュースより」)

一覧へ

カテゴリー

都道府県