「日本から世界に9条を」 大阪・河内長野市で平和フェスタ

 8月27日、河内長野市民交流センターで「平和の花束を世界へ」をテーマに、「第12回河内長野平和フェスタ」が開催され240人余りが参加しました。主催は河内長野革新懇、新婦人、年金者組合、医療生協などでつくる同実行委員会です。

 今年は、全国9条の会世話人の伊藤千尋さんが「世界から戦争をなくすには」と題して講演。「戦争は憎しみの連鎖をもたらす」「9条は国を超えて人類を守る」と説き、男女とも徴兵制のある軍事国家イスラエル、軍隊を持たず幼稚園から平和教育を進めるコスタリカ、各地で進む9条の碑の建立などを紹介、「日本から世界に9条を」と訴えました。

 河南混声合唱団が『折り鶴』など平和の歌声。ポーランドに留学した22歳の高橋ほたるさんが、ポーランド、ウクライナ、韓国、台湾、コスタリカを訪ねた経験から「違いを受け入れ尊重することが平和の第一歩で、旅の基本」と思いを語りました。今井佳代子さんの絵本『さがしています』の朗読では、そっと涙をぬぐう参加者の姿もありました。「憲法9条を世界に広めていきたい」「河内長野にも9条の碑を作りたい」「歴史の真実にしっかり目を向けたい」などたくさんの感想が寄せられました。

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