淀川区革新懇は6月27日、地域労連との共催で「労働法制の学習会」を開催し、22人が参加しました。
開催に向けて、全労連・連合の垣根を超えた労組訪問をおこない、連合系労組からも3人参加いただきました。地域労連では2015年頃から「労働学校(東淀川教室)」に取り組んでいました。コロナで中断するも、2024年から再開し「労働者だけで世の中変わらない。要求実現を目指す幅広い統一戦線を」という話が出ていました。こうした声を受けて、地域労連との共催で学習会を開きました。
講師は労働者教育協会の筒井晴彦さん。「働くルールの国際基準」をテーマに国際比較や日本の労働法制の歴史をわかりやすく語っていただきました。
労組関係者からは「労組のがんばりで守られていることを知らない若い労働者が多い。職場で納得できなくても団結でなく離職や投資へいく労働者が多い」と発言し組合の重要性を強調しました。また、革新懇主催なので民商や新婦人の方も参加し、民商の方は、「労働法に守られていない中小業者は本当に大変。最賃アップ、工賃下げられ大変だ。労働法に守られていると労働者は分かってほしい」、新婦人の参加者は「介護労働、現場はひどい。月~土の夜勤まで働いている。ホーム経営も大変だ。世の中を変えていく運動が必要」と協調。連合系労組の方も身近なところで学ばせてもらい感謝すると感想を述べていました。労働問題を労働者だけでなく、他の分野の視点から語ってもらえるのは「革新懇ならでは」の企画でした。