宮城革新懇は、8月15日、毎年行っている「ふたたび戦争を繰り返させない集い」(2023年度第2回憲法問題連続講座)を開催し、80人(オンライン参加含む)が参加しました。
今年の集いは、宮城県平和委員会と共催し、佐藤春治安保破棄・諸要求貫徹宮城県実行委員会事務局長の特別報告「宮城における“日米軍事一体化”の実態」と、千坂純日本平和委員会事務局長の講演「岸田“大軍拡路線”の本当の怖さを考える」の2本立てで行いました。
佐藤春治氏は、毎年行われている王城寺原での日米共同訓練の内容と、安保破棄実行委員会や県平和委員会が取り組んでいる反対運動を詳細に報告し、県内の他の自衛隊基地での「指揮所訓練」も含めてますます一体化していく日米軍事同盟の実態を告発しました。
千坂純氏は、冒頭、「私は40年近く平和委員会で活動しているが、政府の行為によって戦争の惨禍が『現実に起こりうる』危険を一番感じる最近である」と切り出し、「食い止めるために本気で頑張らなくてはならない」と強調しました。講演では、「日本にいると自民、公明、維新、国民民主の『悪政4党連合』の動きに息詰まるような感じを受けるが、それは世界の中ではごく少数の逆流」であることを、原水爆世界大会での中満泉国連事務次長などの発言を引きながら解明するとともに、岸田大軍拡の本当の危険性について、鹿児島で行われる日本平和大会(11/11~11/12)に向けて平和委員会が作成した学習パンフレットに沿って詳しく解明しました。パンフを活用したわかりやすいお話で、岸田政権の暴走を止めなければという思いを強くした講演でした。当日の動画は、宮城革新懇のHPからも視聴できます。
講演終了後、参加者は「ふたたび戦争を繰り返させない」という思いを込めてアピール行進を行いました。行進の様子が、当日の宮城テレビ「OH! バンデス」で紹介されました。