伏見革新懇2021年7月例会
「伏見の環境と水問題を考える!」開催
7月3日、静岡県熱海市伊豆山地区で盛り土が崩壊し、大規模な土石流が発生し、多くの死者や行方不明者が出るという災害が発生しました。
そこで、「北陸新幹線(京都延伸)計画でどうなる伏見の地下水、環境」と題して、榊原義道さん(北陸新幹線の環境アセスメントの一旦停止を求める会)から、「大丈夫?伏見の水害、土砂崩れ等」と題して尾関忠さん(深草の環境を守る会事務局長)から話題提供を頂き、質疑意見交換を行いました。
北陸新幹線京都延伸では、大量の掘削残土が発生するがまともな処理計画はない、土砂から高濃度のヒ素が検出される可能性、北山断層花折断層を切る、伏見の豊富な地下水が枯渇する危険性と森や産業、環境への影響などの問題点を指摘されました。
また、京都市は「行財政改革(案)」を発表し、大型事業が原因で財政危機になったのにもかかわらず、財政難、財政危機キャンペーンをやっていますが、それなら門川市長は市に巨額の負担を強いる「北陸新幹線京都延伸計画」に同意しなければよいのではないでしょうか。
伏見の水害、土砂崩れの問題では大地震が起こって天ヶ瀬ダムが決壊すればどうなる、向島は水没する、醍醐陀羅谷地域への新たな「産廃持ち込み」の問題、2018年夏に大岩山の産廃土砂が大雨で崩落し、土石流が小栗栖地域の民家の10m手前に迫った問題など話題提供いただきました。
あとの意見交換では、日本共産党京都市会議員の西野さち子さん、やまね智史さんから、醍醐陀羅谷地域の産廃問題、大岩山の安全対策についての市議会での追及が報告され、「熱海市での盛り土・土石流被害は他人事ではない!」と発言されました。
また、この間北陸新幹線問題で積極的に学習や署名に取り組んでいる新婦人伏見支部や京都労山などの団体、さらに伏見の名水などに詳しい方からも発言があるなど、活発に意見交換が行われ、今後の伏見での学習と宣伝、市民的運動の強化を確認しました。(京都・伏見革新懇フェイスブックから)