足立革新懇は8月26日、医師であり日本共産党の衆議院予定候補者でもある谷川智行さんを講師に、「ウイルスの特徴を知り、『コロナ禍』での市民運動を発展させるために」と題して学習会を開催しました。
「今回のウイルスは感染してから5日くらいで発症し、症状が出る2日前くらいから他人に感染するのが特徴だ。無症状でもマスクや3密回避をしないと感染を広げる。
政治や行政ができる対策の柱は、感染源対策、宿主免疫対策、感染経路対策であり、カギは感染力のある無症状者の把握、保護・隔離で、そのためにはPCR検査を対象を限定せずに広く行うことだ。これに対しPCR検査拡大の効果を否定する意見が出ているが、陽性判定の精度が7割というのは誤りで、精度は高い。
ニューヨークではPCR検査を徹底的に拡大する中で、1時は猛威を振るったコロナ感染が押さえ込まれた。世田谷区ではニューヨークに学んで、PCR検査態勢の1ケタ拡大を目指し、世田谷モデルと呼ばれている。
コロナ禍の元での市民運動、政治活動などについては、都知事選挙での実践に学びたい。オンライン上での活動に習熟し、徹底的に活用した。また3密回避、マスク、手洗いなどの対策を徹底した上で、宣伝や対話に取り組んだ。閉じこもるだけではダメで、感染対策を講じた上で、可能な活動に積極的に取り組むことが大事だ」。
最後に谷川さんは「今こそ頑張りどきである。コロナを乗り越え『コロナ後』に必ずより良い社会を実現しよう」と強調してお話を終えました。
学習会3密回避のために入場者数を制限して行われましたが、定員いっぱいの参加者からは質問が次々と出て、熱気に満ちた学習会となりました。(東京革新懇mailfaxニュース1061号から)
コロナ問題で緊急学習会 東京・足立革新懇
カテゴリー:会議・講演・学習
地域:東京