7月5日午後、革新・岡崎の会第23回総会が41名の参加で、竜美丘会館501号室で開かれました。当初5月10日の予定でしたが、コロナ感染症対策のために2カ月遅れの開催となり、会場も定員の半分という制約を受けました。
第1部は「ジェンダーとは何か」と題して、渥美玲子弁護士(金山総合法律事務所)記念講演。
「ジェンダーの定義は、日本の国内法や日本が批准した条約にはない」と前置きしながら、男女平等の狭い概念ではなく、人権としてのとらえ方を強調されました。渥美氏は、「男女平等」という男が女より先にある言葉ではなく「両性の平等」ということを強調されました。日本国憲法、世界人権宣言を英文とともに紹介しました。
日本国憲法ができた後も、天皇制を存続、維持してきたのは、家父長制度の存続を違和感がないものとして受け入れさせる政治的道具となっている。DV(ドメスティックバイオレンス:家庭内での暴力や攻撃的行動)や家族内役割分担(男は仕事、女は家事・育児)は、家族内階級が引き起こすと強調されました。
第2部総会で荒川和美代表世話人は、「自公政治の害悪はがハッキリしてきた。コロナ禍の中でこそ、ちゃんとできる政治が求められる。新たな決意を固めて前進しよう」とあいさつしました。
来賓あいさつの元衆議院議員の中根やすひろ氏は、「差別、教育、病気など弱者の立場で頑張ってきた一人として、アベ岡崎を変えましょう」と訴え。
戦争法廃止岡崎実行委員会代表の室穂高弁護士は、「検察庁法改正では、SNSでの反対の声が一気に広がり、成立を断念させたように、“間違いは間違い”と声を上げることが大事」とあいさつされました。
活動方針、世話人を承認。
その後、石田事務局長からの経過報告、活動方針案の提案、野村会計から決算報告と予算案の提案、木俣会計監査から監査報告を受けて質疑討論を行い、採択の結果承認されました。
20年度の世話人は、手塚文夫さん、村瀬勉さんが退任され、23人が留任する案が提案され、これもまた承認されました。