東京革新懇は1日、恒例「人間講座」の第26夜を開き、100人余が参加しました。
プログラムは、ストリートパフォーマーの右田隆さんによる一人芝居「米海兵隊員アレン・ネルソン『9条への生還』」―ドイツ生活27年の視点で日本社会を見る守屋真美さんのトーク―元シールズの林田光弘さんがつなぐ3人のトークに参加者からの意見や質問も加わる―という3部立てで進行しました。右田さんの迫力のある芝居に涙をこぼし、日本人は学習性無力感(長期にわたってストレスの回避困難な環境に置かれた人や動物は、その状況から逃れようとする努力すら行わなくなるという現象)に陥っているのではないかという守屋さんのするどい指摘に大きくうなずき、26歳の林田さんの、ネットでしか自分の意見を表明できないのは若い世代ばかりではなく、多くの人がそうなのではないか、という投げかけに自分たちを顧み、最後は「新しい人と出会い、つながることが大切」で結ばれた和やかな「人間講座」となりました。(全国革新懇・吉柴伸子)