原発も岸田政権も自民党もいらない 大阪・河内長野で「なくせ原発」集会&デモ

 3月10日、河内長野中村池公園で第38回「無くせ原発河内長野集会&デモ」が60人の参加で行われました。

 「ここにたくさんの人が集まったのは、福島が忘れられていない証。先日、中村哲さんの映画を観て、『自然の力の前に、人間は無力だ』という謙虚な生き方に胸を打たれた。人間の力ではコントロールできない原発は早くなくそう」と藤丸照代代表の開会あいさつ。

 参加者から、「除染は未だに16%。福島は終わっていないのに老朽原発の再稼働や新原発の開発が急がれている。原発も岸田内閣も自民党もいらない。次の総選挙を楽しみに投票に行こう」、「電力会社や国は原発の廃棄物を捨てる場所探しをしている。地質学の見地からも、日本列島にそんな場所はどこにも無い。能登震災など、次つぎ思いがけない地殻変動が起こるいま、10万年もかかる廃棄物貯蔵処理が安全だと誰が予想できるのか。これ以上廃棄物を増やす原発はすぐやめよ」、「志賀原発が大事故を免れたのは、亀裂と歪みが走ったのが9キロ離れた隣の断層だったことと、原発が停止中だった事の二つの幸運が重なったから。原子力、核物質は人間の手に負えない化け物。危険な原発はアメリカが押し付け、自民党が作った事を忘れないでほしい」、「珠洲原発の計画は1975年から28年間の住民の取り組みで凍結に。能登地震の震源の真上の立地で、福島の二の舞になりかねなかった。原発事故の国の責任を問い安心な生活を求める原発賠償京都訴訟は5月22日に大阪高裁で結審。6000余の署名を積み上げ頑張ってきた。ぜひ傍聴に」、「ドイツでは脱原発を宣言し、23年は総電力の52%が風力や太陽光など自然エネルギーになり、石炭火力をどう変えていくかが課題になっている。昨年度、国の補助を基にした河内長野の再生エネルギー促進補助金制度は申請・消化が30%、次年度は5050万を計上している。100%消化をめざそう。①ペレット、薪ストーブ②住宅窓の二重化・断熱③太陽熱温水器④照明のLED化などへの市の独自補助も必要。声を上げよう」と発言が続きました。

 集会後、河内長野駅前まで「原発いらない」と元気にコールしてデモ行進しました。南河内では革新懇河南ネット呼びかけの毎週金曜日実施の「原発ゼロ行動」も続けられ、まもなく600回の突破集会も企画中です。(河内長野革新懇事務局長 鈴木晋司)

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