千葉市緑区市民懇は2月11日、区内の越智公民館で「第8回総会&学習会」を開きました。
学習会講師は、著書『声を上げれば政治は動く』を出版した千葉市議会議員の椛沢洋平さん(緑区市民懇代表世話人)。同書は「議会政治の父」といわれる尾崎行雄の財団による「咢堂ブックオブザイヤー2024 地方自治体部門」で大賞を受賞しています。講演テーマは「千葉市を希望の持てるまちへ・・・市政の課題と今後について」。千葉市の新年度予算を分析し、学校体育館の冷暖房施設整備に予算30億円余をつけさせたことなど、市民運動とともに多くの成果や前進面を得たことを紹介。また、神谷市政の新都市中心の不急の大型開発など問題点を指摘しました。来たるべき市長選には、①水道料金など物価高騰対策、②給食無償化など子育て支援、③家賃支援など若者支援、④100円バスなど高齢者支援、⑤災害時のトイレなど防災強化―の5つの重点政策を示しました。
総会の報告は、市民懇代表世話人の川本幸立さん(元県議)。社会の自浄作用が働かない「底が抜けた国・日本」をテーマに、中央や地方の例を示し、政治・経済の上層部やメディアなどにみられる倫理崩壊を指摘。当たり前の倫理規範と自制心の必要をのべ、地域に住民自治を根付かせる重要さを強調しました。
意見交流のあと、報告や当面する課題と方針を拍手で確認。市長選予定候補の寺尾さとしさん、参院千葉選挙区予定候補の白石ちよさんから寄せられた総会へのメッセージが紹介されました。