「大阪都構想で何が問われているのか」  大阪損保革新懇

 大阪損保革新懇は10月2日、大阪市内で中山徹奈良女子大教授を招き、「大阪都構想で何が問われているのか」をテーマにした講演会を開き、51人が参加しました。

 講演会で中山氏は、大阪市廃止の本質を府が市の財政と自治権を掌握しカジノや万博などの大型事業を推進することにあると指摘。カジノ誘致を進めるために「大阪モデル」の基準を変更したことについて、「現状に応じて基準を変えることはもはや科学的とはいえない」と批判しました。

 参加者から、市民プールの削減について、「健康管理に役立っているプールに行くな、長生きするなと言っているに等しい」と切実な声があがりました。参加していた山本ノブコさんは「言いたいことはいっぱいあるけども、『大阪市を廃止してどうするんや』、これに集約できる」と語りました。

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