大牟田革新懇は6月9日、第28回総会と「記念講演」を54人の参加者で開催しました。
森友問題をはじめ公文書の隠ぺい、改ざん、破棄、さらには官僚の拒否答弁など国政の私物化や立憲主義の破壊が行われ暴走する安倍政権の下で、記念講演には神戸大学院教授の上脇博之氏を招いて「アベ政権の憲法改悪と情報隠しを問う」というタイトルで講演をして頂きました。
開会冒頭、来賓として福岡県革新懇の竹下秀俊事務局長の挨拶を受けたあと、第一部の総会では、山田眞一郎事務局長が活動のまとめと今後の課題について報告、続いて決算・予算案、役員選出の提案を行い参加者全員で承認されました。この1年間の活動については「平和・民主主義・暮らしを守る」の三目標で一致する個人、団体、政党と共同して『市民こそ主人公』の立場で、九条の会や総がかり行動にも加わり、諸団体と一緒に講演会、学習会、宣伝行動、署名活動などに取り組み、運動をすすめ福岡県革新懇の総会や世話人会、そして全国交流会(名古屋)に2名参加、名護市長選挙にも2泊3日で支援派遣を行ったことや、事務局会議、「定例世話人会」の毎月1回の定例開催、定例世話人会での『卓話』の活動など報告しました。
今後の活動方針としては、あらゆる地域、すべての分野で「憲法改悪」阻止を中心に、安倍政権の暴走政治を許さない活動をすすめていくことを確認しました。
第二部の上脇博之先生の「アベ政権の憲法改悪と情報隠しを問う」記念講演では、情報公開請求などの体験をふまえて、情報を隠し続けるアベ政権の実態を詳しくお話していただき大変興味深く聞くことができました。
また憲法改悪については、明文改憲は本音が隠されたままで改憲手続きも悪用されるおそれがあることについて注意が必要だとして、9条のみならず自民党の憲法改正案と日本国憲法とを具体的に比較しながら、本音が隠された問題点など詳しく話をしていただきました。
最後に、安倍改憲の本質的危険性を、保守的な人たちにも訴え、安保関連法=戦争法に反対した人たちを安倍改憲賛成に向かわせないこと。立憲野党を分断させず、保守・中道の政党の議員を改憲に向かわせないこと。そのためにも署名活動における対話の重要性とインターネットの活用も重要だと強調され講演を終了しました。
(大牟田革新懇事務局 野村洋人)