高崎革新懇は6月3日、2018年度総会を開催。世話人代表の小野里隆さんが、激動の情勢の中で、革新懇の果たしてきた役割は重要、引き続き頑張ろうと開会のあいさつを述べました。
来賓あいさつでは、日本共産党の伊藤敦博市議がこれからも共に奮闘する連帯のあいさつ、参加できずメッセージとなった新社会党からは、情勢が共同闘争を求めており、ともにたたかう決意を述べ、革新懇への期待のメッセージが寄せられました。
基調報告には小笠原真明事務局長が立ち、革新懇の役割と協調とこの間の運動と共同闘争への努力・聖かを報告。「一点共闘の要」、「政治革新の架け橋」になろうという方向にむけた活動が報告されました。新社会党との共同闘争では、市議会への共謀罪廃止の共同提案、3000万署名の共同行動などが前進したことが報告され、総選挙での支援協力に発展したことが述べられました。さらにこの方向を強め、市民と野党の共同を前進させることを決意。
質疑討論と各団体の取り組みの交流をし、来年度方針を採択しました。
第2部では9条の和・全国よびかけ人の小野文珖僧侶から「『上野三碑』と朝鮮半島の平和について考える-北東アジアの平和と憲法9条-」と題して講演がおこなわれました。
「上野三碑」は朝鮮半島からの渡来文化が東日本に定着し、渡来系の人びとと地元の民衆の共生社会が発展してきた人類の貴重な遺産。三碑が古代日本で、多民族共生の社会構造があり、平和で友好的な営みが行われ友好交流の歴史がある事実が記録されている。北東アジアに平和な文化地帯を出現させよう、核のない、戦争を放棄した多民族共生社会を設立させようとよびかけ、憲法9条はその骨格となるもの、改悪させてはならないと訴えました。
小野文珖さんはこの立場を堅持して、宗教界で精力的に活動、高崎でも毎年宗教者の平和行進を実施しています。
小野さんは最後に、革新懇の粘り強いたたかいへのエールを送り、高崎9条ネットが計画している大規模な集会とデモをいっしょにやろうとよびかけました。
(「全国革新懇ニュース 群馬版 群馬の便り 200号」より転載)