沖縄平和ツアー2019  兵庫・伊丹、川西革新懇

11月13日(水)から15日(金)までの3日間、伊丹川西革新懇沖縄平和ツアーを開催しました。伊丹から9名、川西から5名、宝塚から1名、計15名の参加がありました。
初日は「美ら海水族館」へ。神秘に満ちた沖縄の海の生物たちに目を奪われます。
夜は夕食会で楽しく交流しました。

2日目は辺野古へ、名護共同センターでレクチャーを受けた後抗議行動に参加しました。大浦湾の浜辺にでるとサンゴの死骸が累々と打ち上げられています。これはフロート(建設現場をかこっているブイ)を固定するためのアンカーによって殺されたサンゴだと聞きました。絶滅危惧種のアオサンゴ群集、ジュゴンをはじめ、豊かな海の生物がくらす大浦湾は私たちの税金を使って壊されて行っています。沖縄県の試算によると埋め立て費用合計は2兆5500円になるとされています。この日の最後は焼け跡も無残な首里城にたちよりました。
復元事業が完了したばかりでした。復興が強く望まれます。

3日目は「沖縄県平和祈念資料館」でこの沖縄線の恐るべき実態を再確認することができました。
印象に残った展示の一つに「昭和十九年には軍事費が国の予算の8割を占め、庶民の生活が窮乏を極めた頃、軍需産業は大儲けしていた」というものがあり、残念ながら戦争の影にはそれで儲ける人がいるのだという事実をつきつけられました。
その後「糸数ナブチラガマ」では真っ暗で悪臭がたちこめ、うめき声が充満するなか、多くの人が苦しみに悶えながら亡くなっていったという「この世の地獄」があった、しかも米軍の本土上陸を少しでも遅らせる、というやりきれない理由のため、何の罪のない住民がこうした被害にあったのです。これが戦争の現実です。死者数十万といわれるが、その一人ひとりに夢があり、大切な生活があり、愛する家族があったのだという事を忘れてはならないと思います。最後は「国際通り」で買い物をし、政治家瀬長亀次郎の戦後のたたかいをつたえる「不屈館」にたちよりました。

(伊丹革新懇フェイスブックから)

  • 名護共同センター

  • 名護市辺野古の米軍キャンプ・シュワブゲート前座り込みテント

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