五輪組織委員会が主導して「学校連携観戦」に東京都で90万人、文京区では1万3千人の子ども達を動員する計画が進められてきました。コロナ感染が収束しない中で、感染力の強い変異株の流行や公共交通利用による感染リスク、炎天下でのマスク着用と水筒持参の禁止などによる熱中症のリスクなど、子ども達の命を危険にさらしかねない計画で容認できません。
文京革新懇は、区内の教組、土建、医療生協など民主団体に呼びかけて、7団体で「東京五輪・パラリンピック開催中止を働きかけ、子どもの五輪競技観戦動員の中止を求める陳情」を6月22日に提出しました。
「文京民報」6月号外は、区内の学校名と観戦会場一覧を示したチラシ「オリンピックに子どもたちを動員するのはやめて!!」を出し、区民に知らせました。チラシが区内町会等でも話題になり、区民・保護者の怒りが広がり、文京区にも沢山の声が寄せられたとみられます。
文京区は6月23日、「子ども達の五輪観戦動員を中止する」と発表しました。
文京区民の世論と運動の結果“中止”になった大きな成果と言えます。引き続き“五輪中止”まで頑張ります。
文京革新懇 小竹紘子