11月2日、仙台市の花京院緑地で、「さようなら原発みやぎ実行委員会」が主催して、「動かすな! 女川原発11.2全国集会」が開催され宮城革新懇も参加しました。あいにくの小雨の中でしたが、400人が参加しました。
東北電力は、10月29日に女川原発2号機の原子炉起動に踏み切り、30日午前0時12分に核分裂が安定的に継続する「臨界」に達したため、11月3日には発電を再開する予定で作業を進めていました。しかし、3日に機器のトラブルが発生して、点検のために原子炉の停止を余儀なくされています。東北電力は、3日の記者会見で、「安全を最優先にして慎重に手続きを進める」と表明しましたが、現時点で原子炉再起動や発電再開の時期は見通せないことを明らかにしていまします。
女川原発は、牡鹿半島の中ごろに立地していて、能登半島地震で被災した志賀原発と同じ半島部に位置する原発で、事故が起きた際の避難が困難であることが指摘されています。また、東日本大震災で事故を起こした福島第一原発と同じ「沸騰水型」であることから、その構造的欠陥が指摘されている極めて危険な原発であり、周辺自治体や住民から不安と懸念の声が出されていますが、国や宮城県はこうした声を無視して再稼働に同意したのです。
集会では、「さようなら原発1000万人アクション」の武藤類子世話人と「核燃料廃棄物阻止実行委員会」の中道雅史事務局長の発言、県内外各地からのリレースピーチの後、「ふるさとと宮城の大地を守っていくために、粘り強い運動を進める決意」を表明した集会宣言(抗議声明)を採択しました。
集会終了後は、「女川原発再稼働やめろ」「自然豊かなふるさと残そう」などのシュプレヒコールを響かせながら仙台市街をアピール行進しました。住民の反対の声を無視し続ける東北電力とそれを容認する村井知事、国民の安全よりも原発を優先して原発回帰に固執する国の姿勢を改めさせるためにも、「原発反対」の運動をさらに強めていかなければなりません。(「宮城革新懇mail&faxニュース」より)
動かすな! 女川原発11.2全国集会で400人が声上げる 宮城
カテゴリー:抗議行動
地域:宮城