桜井氏の自民党会派入りの背信行為に強く抗議する  宮城革新懇

 宮城革新懇は5月26日、桜井充参院議員が野党統一候補として当選しながら自民党会派へ入会届を提出した問題で「県民に対する明確な背信行為」と強く非難し、ただちに議員辞職を求める常任世話人一同の抗議声明を発表しました。以下抗議声明全文 ↓

 抗議声明

 桜井充参議院議員は、5月15日に自民党会派への入会願を提出しました。桜井充氏は、2016年参議院議員選挙時に当時の四野党(民進党、日本共産党、社民党、生活の党)と全国「市民連合」および「オールみやぎの会」の統一候補として立候補し当選しました。今般の桜井充氏の政治行動は、統一候補として選挙戦とその後の政治活動を支持してきた県民に対する明確な背信行為であると強い憤りをもって指摘し、抗議するとともに、直ちに参議院議員を辞職することを強く求めます。

 2016年7月10日投票の参議院選挙にあたって私たちは、定数一に減らされた宮城選挙区で、事実上自民党候補と一騎打ちとなった厳しい選挙戦で、桜井充氏(当時民進党所属)の当選を勝ちとるために全力をあげました。3月23日の常任世話人会議で、「戦争法廃止、立憲主義の回復、個人の尊厳尊重、安倍内閣打倒」などを掲げた四野党と「市民連合」「オールみやぎの会」の共同政策を支持し、「桜井充氏当選のため全力を尽くします!」の声明を発表し、加盟団体・会員・地域革新懇に送付し、積極的なとりくみを訴えました。また、公示直前の6月14日にも「安倍内閣打倒・改憲勢力NO!を掲げ、桜井充氏勝利のため全力を!」の訴えを出しました。

 選挙戦の結果、自民党が最重点区の一つと位置付け、安倍首相をはじめ自民党幹部が何度も応援に来たとりくみに対抗してたたかい、自民党候補に41,182票の差をつけて桜井氏が当選を勝ち取りました。野党と市民の共闘が大きな力を示した選挙結果でした。

 このように、野党と市民の共闘の候補者として「安倍政権打倒」を掲げて選挙戦をたたかい、自民党候補を打ち破って当選し参議院議員となったにもかかわらず、こともあろうに自民党会派に転身するなどは、桜井氏を支持・応援した有権者を愚弄する裏切り行為です。人間としても、ましてや政治家としても許すことのできない背信行為です。

 私たちは、桜井氏の自民党会派入りの背信行為に強く抗議するとともに、ただちに参議院議員を辞職することを強く求めます。

                

                          2020年5月26日

 

                平和・民主・革新の日本をめざす宮城の会

                (略称:宮城革新懇)

                                    常任世話人  一同

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