羽曳野革新懇も参加する羽曳野総がかり行動実行委員会は10月27日、3000万署名の飛躍を勝ち取るために、 “安倍9条改憲阻止の展望”をテーマに、冨田宏治氏(関西学院大学教授)を講師に招いて学習会を行いました。
冨田氏は自民党総裁選挙で、安倍首相が党員票の55%しか獲得できなかったショック。沖縄知事選挙で国家権力を総動員したにもかかわらず、辺野古新基地反対の玉城デニー氏に大敗したショック。南北・米朝首脳会談で朝鮮半島の非核化と言う平和のプロセスの実現で、憲法9条改憲の根拠を無くすショック。この民衆・地方の反乱によるトリプルパンチで安倍政権は窮地に立たされている。さらに、沖縄知事選における創価学会員の造反による山口代表の“これで改憲どころではなくなった”発言など、安倍政権の改憲に向けての状況はますます厳しくなっている。
安倍政権のもとで改憲ができる期間は来年の参議院選挙までの240日間、市民と野党の共闘の発展で参議院選での改憲勢力の3分の2の確保は絶望的。しかし、数の力で、強行を繰り返し、4月中に国会発議をし、7月の参院選挙と国民投票の同時選挙の可能性もある。安倍首相のこと、何をしてくるかわからない。何があっても迎え撃てる体制をつくっておく。その保証は、3000万署名を広げて揺るがない民意を形にして示すこと。一日も無駄にしないように今日からカウントダウンしていこうと、訴えました。
講演の後、地道に地域ローラー作戦を行っている恵我之荘9条の会。職場一丸となって保護者にも訴えて、いち早く目標を達成し、羽曳野の運動をリードしている高鷲保育園。市会議員選挙でもやったことがない、全ての地域に戸別訪問を行い、目標を超過達成している羽曳が丘の3つの団体から、3000万署名の取り組みの報告がありました。
「具体的な闘い方や安倍一強も実はもろい状況にあることがよく理解できました。次の参議院選挙で改憲勢力を少数に追い込むため、もうひと頑張りしたいと思います。」などのアンケートが寄せられました。学習会には70名が参加し、会場での募金は33600円が寄せられました。