9月8日、米原革新懇主催の米原市のまちづくり講演会があり会員15人が参加しました。龍谷大学の名誉教授で滋賀自治体問題研究所の理事長の高橋先生の講演でした。今回は、米原駅東口の整備計画について話していただきました。
現在米原駅東口に建設予定の統合庁舎の意味するもについての建設費問題や今までの分庁舎方式(旧4町役場の活用)から統合庁舎に変更される意味合いについて話されました。これらは国が求める選択と集中という方針の中で生じており、民間主導の東口開発の計画(みずほコンソーシアム)と結びついた計画となっていることなどが話された。
そして当局が考えるまちづくりの「コンパクト+ネットワーク」いう構想や米原市創生総合戦略での選択と集中の中で若い女性をターゲットとすることが可能なのか、財政的にこれらの実現の可能が話されました。
また、そのあと米原市職員の大塚さんより出前講座で「庁舎構想」や「米原駅東口構想」について説明を受け、現地を高橋先生と共に、視察しました。
庁舎建設のこれらの構想が市民の要求で出てきたものではないこと。また東口開発も企業の思惑もあり、計画通りすすむことは困難であること。また現地を見た時、東口は国道や里山が迫っており、十分な広がりが無い事。また米原駅西口の平和堂が撤退の意思を示しており、米原駅前全体の開発が改めて難しいことを確認しました。またこれらの事業によって、将来市民の負担が増大しないように、しっかりとした政治的な判断が必要であり、最近の近江八幡市の例のように、撤退も含めて市民の判断が必要と感じました。
今回の講演会は、4月に行った総会の中で、地域の問題についても革新懇として取り上げてほしいとの要望で行いました。
藤田 正雄