ええやんか枚岡の会(東大阪市枚岡革新懇)は6月7日、第19回定期総会を東体育館・中会議室で開催し、20人が参加しました。
第一部の学習会では、「米価高騰と日本の農業の未来」と題して湯川喜朗さん(全国農民連ふるさとネットワーク事務局長=写真)が講演しました。「米価が二倍にもなっている原因は減反・減反で日本のコメ作りを衰退させコメ不足になっているのが原因。小泉農相が、備蓄米を随意契約で安い値段で市場に出したことで備蓄米は下がってきている。しかし、それ以外の銘柄米の値段は下がらない。流通過程にある問題は本当に分かりにくい。備蓄米は三十万トン位で終わると、後はアメリカなどからの輸入が見込まれている」と詳しい資料を示しながら説明。「農家が安心してコメを生産し国民に安定供給できる政策転換が必要」と強調しました。
総会の主催者あいさつで長尾淳三会長は、「いま、国民・市民のくらしは高物価・重税・高負担に苦しみ、世界では各地で戦争が頻発しているけれどこの流れを止めることが出来ていない現状です。私たちはこの流れを変えていくために地域で暮らし・平和・民主主義を自由に語り合い、草の根から共同を広げていく革新懇運動を粘り強く進めることが必要です。地元で予定されている新博物館建設に向けた取り組みをはじめとする大切なものが活かされる街づくり運動を進めていきましょう」と呼びかけました。
総会では、すべての報告と議案が全員の拍手で承認・採択されました。