淀川革新懇は11月24日、学習企画を開催しました。(一社)かたわら代表理事の高橋悠太さん(25歳)をお迎えし、「私たちの未来は私たちの手で作っていこう」の

演題で語っていただきました。
2000年に広島県福山市で生まれた高橋さん。中学一年生で被爆者と初めて出会い、中高、大学と平和運動に関わり、卒業後は「平和をつくることを仕事にしたい」と起業。イタリアでのG7市民会合や国連の未来サミットで発言するなど、他方面で活躍しています。
広島に修学旅行に向かう女子中学生が「グロいのは苦手」とつぶやいていたのを聞き、若い人たちにとって、被爆の問題をどうやって「自分ごと」として考えてもらえるだろうか? と活動に工夫を凝らしています。高橋さんは大きめの金属製の球2つと、おもちゃのピストルの弾1万2000個を用意し、それぞれを金属製の箱に落として、目を閉じた参加者に音を聞かせました。2つの金属球は広島と長崎に落とされた原爆、おもちゃの弾は現在世界中に存在する核弾頭の数をイメージしています。参加者からは「平和運動を事業として成立させるのは大変だと思うけれど頑張って欲しい」「核武装を叫ぶ人たちは想像力が欠如しているのではないか」といった感想が寄せられました。