市民と野党の共闘でこそ 安倍政治が変えられる  河南革新懇ネットワーク

 11月4日、羽曳野市民会館で「河南革新懇ネットワーク」主催の講演会が、一橋大学名誉教授の渡辺治さんを迎えて行われました。

 これは、先の参議院議員選挙の結果について、「相変わらず自民が強かった」、「野党は負けてのでは?」、「やはりアベ政治を倒せない?」と言う敗北感や不安感がただよい、「いったいどう考えたらいいのか?」と言うことで開催されました。

 先生の講演は、「自民が何故あれだけ得票できるのか」という疑問などに対し、前の選挙結果から一つひとつ解き明かしていきました。

 たとえば、地方では、安倍政権が「利益誘導型の公共投資を行い、一定の支持(仕方のない支持)を集めていたこと」と、他方、野党は「アベ政治に代わる選択肢」を十分示せず、「仕方なく支持」を崩す事が出来なかったなど野党との攻防を具体的に示しました。

 さらに、今回野党共闘が示した「13項目の合意」が、前回の「7項目」より内容が前進した事や1人区で10議席取ったことなどを挙げ、野党合意へのさらなる展望が開けてきたことを話されました。 このように、改憲を止め、3分の2を壊した市民と野党の共闘の強化に確信を持つことが大事だと言う事。

そして「安倍改憲阻止の大闘争で政党が成長し、市民も成長することで野党連合政権の展望を持ち、コツコツと草の根のたたかいを進めて行きましょう。」としめくくられました。

250名あまりの参加者はアンケートに「自分たちのやってきた事に確信が持てた」と書くなど、一様に「良かった」と感想を寄せていただきました。さらに、カンパを訴えたところ、約12万円余り集まり、一部を高知県知事選挙支援に送金することが出来ました。この様に有意義な集会になりました。

一覧へ

カテゴリー

都道府県