10月15日から17日までの3日間、美術家革新懇、大阪革新懇主催の「戦争ヤメロ! 2025平和を願う美術家たちの作品展」が開催されています。
初日は30人が来場。展示販売とともに西晃さん(大阪平和委員会会長・弁護士)による「軍事大国化する日本~『新しい戦前』にならないために」の講演があり50人近い人が熱心に聞き入りました。西さんは、「10年前までは防衛白書に必ず『専守防衛』の言葉があった。それが消えており、我が国を取り巻く状況は厳しいとあおっている。ヒトラーの片腕と言われたヘルマン・ゲーリングは、『戦争するのは簡単だ。私たちは攻められている。(戦争を)望まない奴は非国民だ。これを言い続けることだ』と証言している。一方、国連憲章では科学の力、教育の力、文化・芸術の力こそが人間の心を育み平和を守る力となる。傷ついたガザの子どもたちを見て、戦争はだめだと思う気持ちを共有する。心の中に平和の砦を築く皆さんの取組みは重要だ」と強調しました。
美術館などがある場所柄、外国人観光客や通りがかりの市民も展示物を鑑賞する姿が見られました。最終日の17日は、午後2時より大垣さなゑさん(歴史小説家)による「戦争と文化~葬られた『戦争画』」の講演も予定されています。