町政を動かすのは町民「町の未来を考える集い」  神奈川・湯河原革新懇

前日の風雨が嘘のように晴れ上がった6月16日、湯河原革新懇主催で「湯河原の未来を考える集い」が、町内の宮下会館で開催されました。全国革新懇代表世話人の矢野ゆたかさんが、狛江市長当時の取り組みを踏まえて「憲法に基づく地方自治の道へ」を熱く語りました。

会場は、用意した席が埋まり急遽補助椅子を出す盛況、60人を超える町民が熱心に矢野さんの話を聞き、質疑も予定時間を延長して続きました。

矢野さんは、バカラ賭博で失職した市長に変わり当時の社会党系の市民運動をやっていたり、PTAや保育の活動をしていた市民からの要請で市長選に立候補、当選。「憲法を市政に生かす」政策を展開し徹底して市民本位の政策を進めました。

しかし少数与党の議会で、矢野市政打倒のみを目的とする野党戦略にあい、当初予算案が否決されるという最初の試練にあいました。それに対し市民が自主的に「予算を通せ」の市民運動を展開、1世帯あたり4枚に相当するちらしでの大量宣伝や1366か所のハンドマイク宣伝を行い、野党も予算案に賛成せざるを得ない状況を作り出してくれました。この経験と憲法9条、15条2項、25条、8章を大切にする市政を進め3度にわたる再選を勝ち取り、東京都下でも目立つ市民本位の政策を実施、地方自治破壊の財政攻撃に対しても職員や住民とともに市民の立場に立った「行政改革」を成功させ前市長の作った借金を減らすことに成功しました。こんな話の連続に、ある参加者は、「目の覚めるような話だった。『市政を動かすのは議会ではなく市民だ』は全くその通りだと思った。」と感想を述べていました。(湯河原革新懇・鈴木晴彦さんからの通信)

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