「カジノはいらん!」蘇れ、淀川の舟運-大阪職場革新懇連絡会

大阪職場革新懇連絡会(パナソニック・大阪NTT・国公・銀行・北浜証券・大阪損保の6職場革新懇で構成)は10月7日、「『カジノはいらん!』現代の30石船による淀川の下り」を主催。貸し切り船は45名満席、2時間のにぎやかで楽しい船旅を楽しみました。
江戸時代から明治中期まで京都・伏見と大阪・八軒屋浜間に運航された30石船が人と物の主な輸送手段でした。このコースの復元と観光のため枚方~天満橋に臨時観光船が季節運航されています。今回は往時をしのびつつ、淀川の歴史と自然を学び、ガジノによらない新しい大阪の定期観光コースの誕生を期待して催したものです。
かつて枚方宿にあった枚方市立鍵屋資料館に集合、館長から淀川宿の歴史と大阪革新懇・枚方革新懇・国公革新懇代表世話人長谷川道弘さんの淀川・枚方ばなし、船内では元大阪城天守閣館長・大阪革新懇代表世話人渡辺武さんから淀川水運史・洪水史・大坂夏の陣と淀川の説明に多く学びました。圧巻は毛馬閘門の通過、淀川と大川の水位差約1・5メートルを閘門を経て下り、ビルの谷間から見える大阪城も秀吉時代を彷彿しました。熊野街道が始まる天満橋・八軒屋で下船、参加者はあらためて「カジノはいらん! 忘れられている大阪歴史の観光資源を活用せよ!」の気持ちを強く持ちました。(大阪職場革新懇連絡会 野村英隆)

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