2019ヒロシマ革新懇デー  ヒロシマ革新懇

2月11日、22回目となった2019ヒロシマ革新懇デーが平和公園メモリアルホールで開催され、90人が参加。
今年の革新懇デーは、沖縄連帯行動第3弾。冒頭、広島・沖縄県人会の中村盛博顧問のご挨拶、三線演奏
で沖縄の風土・文化も伝えていただきました。
記念講演は沖縄統一連の中村司(なかむらまもる)代表、「沖縄のようにひろしまで」をテーマに、「オール沖縄・島ぐるみのたたかい」がかたられました。
昨年秋、過去最大の得票による玉城デニー県知事の当選・誕生は、文字どおり国家権力・アベ政権とのたたかいだったこと、自民党のすべての国会議員が来沖、公明党は1万人を動員しホテルが満杯になった、翁長県知事を当選させた4年前より、さらに激しい圧力と攻撃のもと、イデオロギーよりアイデンティティ、島ぐるみの団結と共同で勝利した経緯がかたられました。県知事選挙後、半年を経て辺野古基地建設の賛否を問う「県民投票」に突入、県民世論は「投票不参加」5市長を投票参加に追い込み、「投票に行こう」「あなたの一票が辺野古新基地を止める」「基地建設反対に○を」の新しい島ぐるみ運動に突入していると報告。
さらに辺野古沖・大浦湾底の軟弱地盤、明らかな活断層の存在、米軍規定・国内航空法の「高さ制限」違反が300カ所以上と、基地建設の根幹に関わる問題、同時に、米軍・日本政府がその事実を隠してきたことが明らかにされ、技術的にも基地は作れない状況が浮き彫りにされました。昨年7月27日、翁長県知事の辺野古埋め立ての「撤回表明」、同日の全国知事会「日米地位協定の抜本改定」と航空法・環境法の遵守・適用の決議は、米軍がこれまでのように植民地的な基地建設・使用・運用ができなくなる中身に踏み込んでいる状況が報告されました。
情勢が日々動いている中、オール沖縄のたたかいと連帯がさらに広がっていること、沖縄に留まらず全国
に連帯と共同、アベ政治を終わらせるたたかいの展望が積み上げられていると確信できる講演でした。
講演に先立ち、利元事務局次長から、虚構の歴史観に依拠する「建国記念の日」に「革新懇デー」を重ねてき
た経緯、沖縄連帯の広島の取り組みを報告、「沖縄のようにひろしまで」と訴える「革新懇デーアピール」を広島市職労の長妻さんが朗読・提案、川后事務局長から、2019年をアベ政治を終わらせる年に、そのために革新懇の組織と運動をさらに広げようと行動提起。全員の拍手でアピールを採択し、2019年の革新懇デーを終了しました。(広島革新懇FaxニュースNO.77)

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