「五日市憲法」を探るフィールドワーク  東京・三多摩革新懇

10月13日、27人の参加者はマイクロバスに乗り、鈴木富雄さん(五日市憲法草案の会事務局長)の解説で、1968年に草案が発見された深沢家屋敷跡・土蔵や、「五日市憲法草案発見50周年特別展」開催中の五日市郷土館、憲法草案の碑、勧能学校跡、阿伎留神社、内山家十字架墓地などを見学しました。
憲法草案起草者の千葉卓三郎の生い立ちや学問遍歴、起草後31歳の若さで亡くなる迄の経歴、それを支えた名主家の深沢権八と父の深沢名生のお話など、参加者は大きな感銘を受けました。
五日市憲法草案は、「日本国民は各自の権利自由を達すべし、且国法之を保護すべし」「族籍位階を問わず平等の権利たるべし」「人民は其身体生命財産名誉を保固す」と、国民の人権、平等、個人の尊重をうたっており、明治初期にこのような草案ができたことが驚きです。日本国憲法の源流と言われる所以です。
皇后の美智子さんは、2013年の誕生日の際、「五日市憲法草案」について、「近代日本の黎明期に生きた人々の、政治参加への強い意欲や、自国の未来にかけた熱い願いに触れ、深い感銘を覚えた」と、宮内記者会の質問に回答しています。(東京革新懇mailfaxニュース No.814より)

一覧へ

カテゴリー

都道府県