学校給食費引き上げ提案の撤回を  宮城・多賀城懇話会

 多賀城懇話会は、3 月 1 日午前、多賀城市長及び多賀城市教育員会に対し、いま市議会に提案している「今年 4 月からの学校給食費の引き上げ」について「撤回すること」を申し入れました。申し入れは、阿部長喜世話人会代表、鈴木利次事務局長が行い、教育委員会から松岡秀樹教育部長と阿部栄明教育総務課長が対応しました。
 申し入れでは、①コロナ禍で市民の生活苦が広がり、就学援助や生活保護制度の利用者が増え、議会答弁で市長、教育長も市民の「生活苦」を認めていること。②学校給食費は保護者が負担するもので「円滑な運営には理解と協力が不可欠である」にかかわらず、保護者等の理解を得ていないこと。③多賀城市の学校給食費は「公会計」であることから議会の議決は必要であること。④市の「行政経営会議」では、今回の引き上げについて 総務部長や市長公室長からも懸念や疑問が表明されていること等を指摘、保護者等への周知や市教委の提案に至る経過などについて「 3 日 5 日までの回答」を要請しました。これに対し市教委は、「議会開会中や市役所内の手続き上から5 日までの回答は困難」としましたが、懇話会は「そもそも短期間で引き上げ提案をしたことが問題である」「就学援助や生活保護を受けている子どもたちの心情を教育的観点から配慮すべきだ」などと述べ「早急な回答」を重ねて要求しました。

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