（全国革新懇アピール）

ロシアのウクライナ侵略を糾弾し、ただちに撤退することを要求する

　ロシアは２月２４日、ウクライナに武力侵攻した。これはウクライナ国民のいのちを奪い、主権と領土を侵す、まぎれもない侵略戦争である。全国革新懇は、国連憲章、国際平和秩序をふみにじる暴挙として怒りをこめて糾弾するとともに、ロシア軍の即時撤退をきびしく要求する。またプーチン大統領が欧米の批判や制裁の動きなどにたいし、くりかえし核兵器による威嚇をおこなっていることに特別の注意を喚起し、厳重に抗議する。

　全国革新懇は、ウクライナの人びとに心を寄せ、全世界で沸き起こっている諸国民のプーチン糾弾と平和を求める世論と運動、諸国政府の動きに連帯し、ロシアを包囲し、ウクライナ侵略をやめさせる世論を高めるために全力を尽くすものである。　　

　このとき安倍元首相ら日本の一部が、「憲法９条は無力論」「核兵器共有論」を声高に叫んでいることを見過ごすことはできない。いま問われている平和秩序の回復に背を向け、「力の論理」を信奉するものであり、これは、日本がふたたび侵略戦争する道をひらき、また日本を戦場化する危険な謬論である。「憲法９条」こそ、プーチン大統領のような国民の安全と自由を脅かす強権政治があらわれ、ふたたび侵略戦争をおこすことを許さない保障となるものである。

　全国革新懇は、一刻も早いウクライナの平和の回復へ、侵略戦争反対の一点で力を合わせることをよびかけるものである。